今週のお題「私の年末年始」

例年、年末年始は故郷に帰省する。

やることといえば高校の時の友人に会い近況を報告し合い

両親のそれぞれの実家に新年の挨拶に行くだけで他にやることはない。


今年も例によって高校の友人と顔を合わせてきた。

夏にも一度会っているのもあるがあまり久々な感じはしない。

それでも各々少し疲れ、老けた表情になっていたり

性格が尖ってきたりと会わない間にも変化を感じた。

荒波の中にいるのはなにも自分一人ではないと言われているようだった。


しかし今回はメンバーの一人が婚約し義実家にて過ごすとのことで

会えなかった。

その代り、クラスメートではあるが自分を含め何人かとは

あまり関わりのないメンツも集まった。

普段集まるメンバーと違えばこうも話題も空気も変わるのかというほど

いつもの集まりとは違った雰囲気があった。

近況も一からの説明になるし、自分の知らない話題で

散々盛り上がることもしばしば。

そんな、全員が全員親しい仲ではないからかもしれないが

旧友との再会も数時間程度でお開きとなった。

ファミレスでだらだら話した後、初詣に行っただけ。

徹夜で遊ぶなんて話も出ず、なんだか味気ないような気もするけれども

これはこれでよかったのかもしれない。


それでも、次にいつ会えるのかわからないのに

皆あさりと別れてしまうことに対する寂しさはある。

次また会える保障なんて無いのに。

アルコールが入ればまた少し違った話や時間の使い方も出てきただろうが

田舎では全員が車移動である。なかなか難しい。

一番話したかった友人とも、こんな早く別れるとは思っていなかったため

あまり話せず、もっと話をしておくべきだったと後悔している。

年明け早々失敗である。


次に会う時にはぜひとも居酒屋で

「最近どう?」から始まる積もる話にじっくりと耳を傾け

「あの頃はさぁ」の思い出話にグラスを傾け

ゆっくりと話をしたいと思う。